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モニターヘッドホンの選び方とおすすめ人気ランキング10選【普段使いもできるヘッドホンも紹介】

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録音した音の確認の時には必須アイテムのモニターヘッドホン。レコーディングや音響現場のように、音の微細な変化を聴きとるためには必要不可欠なアイテムです。SONYやaudio-technicaといった、多くのメーカーから販売されています。

そこで今回は、モニターヘッドホンの選び方とおすすめの商品をランキング形式でご紹介します。モニターヘッドホンに求められる機能や音質などあらゆる観点から選定していますので、ぜひ自分の使い方にマッチしたモニターヘッドホンを見つけてみてくださいね。

この記事でおすすめする商品

モニターヘッドホンとはどんなものか

出典:Amazon.co.jp

モニターヘッドホンとは、音を扱う現場で使われている検聴用のヘッドホンのことをです。余計な色付けがされていないため、録音された音の変化や音質の劣化を正確に聴き取ることができます。最近流行りのDTMや宅録で、録音した音源の確認するときには必要になります。

また、モニターヘッドホンには明確な定義や規格は存在しないため、各メーカーが独自に基準を設けて製造しています。

モニター用ヘッドホンとリスニング用ヘッドホンの違い

出典:Amazon.co.jp

リスニング用で重要なのは、聴き心地のよさです。各メーカーが、原音にさまざまな独自チューニングをして美しく色付けしています。例えば、中音域の音を抑えた「ドンシャリ」系や、高音域や低音域を抑えて中音域を強調した音質など各メーカーによってさまざまです。

モニター用に求められるのは、できる限り音域をフラットにクリアに聴かせることです。どこかの音域や楽器の音が突出するのではなく、可能なかぎり、すべての音がフラットに視聴できるようチューニングされています。

リスニング用に比べて音の情報量が圧倒的に多いため、長時間使用すると聴き疲れを起こしやすい傾向にあります。

モニターヘッドホンの選び方

モニターヘッドホンを選ぶ時には原音を忠実に再現できるかが一番重要ですが、音の傾向・装着感・ヘッドホンのハウジング構造・リケーブルの有無を考慮することによって、自分の用途に合ったヘッドホンを見つけやすくなります。

使用環境や用途で選ぶ

モニターヘッドホンをどんな場所や環境で使用したいのかを決めておくと、その環境に適したモニターヘッドホンを選ぶことができます。

DTMやミックスで使う

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さまざまな音をミックスするときには、それぞれの音を正確に把握できる解像度の高いヘッドホンが最適です。またどの帯域の音でもバランスがよく、フラットな製品が望ましいでしょう。長時間作業することが多いですから、密閉型で重くないヘッドホンがおすすめです。

レコーディングで使う

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レコーディングで使用する場合は、流れている音源や録音している音、音声を忠実に再現するヘッドホンが望ましいです。音漏れがなく、音程(ピッチ)やクリップ音も忠実に再現できるとレコーディングしやすくなります。

レコーディングするスタジオによっては、ケーブルの長さが足りるかも確認しましょう。

リスニングとモニター両方で使う

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音楽鑑賞にも使いたいなら、リスニングよりのモニターヘッドホンがおすすめです。

通常のリスニング用のように、ワイドレンジな再生音域とバランスのよいフラットな音を出力できる製品もあります。また、モニター用に特化したヘッドホンに比べて、聴き疲れしにくい設計にもなっています。

ヘッドホンの装着感で選ぶ

モニターヘッドホンの多くは遮音性に優れている設計のため、圧迫感や耳の痛みが起こりやすいヘッドホンがあります。しっかりと装着できて、遮音性にも優れている疲れにくい製品を選ぶようにしましょう。

軽くてコンパクトなオンイヤーヘッドホン

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耳に被さるように装着するオンイヤータイプは、比較的軽量なヘッドホンです。装着した時に頭や耳への負担が軽減され、ずっと装着しても疲れません。コンパクトサイズなヘッドホンが多いのも特徴で持ち運びにも便利です。

しかし、遮音性や没入感が重要なモニターヘッドホンにはオバーイヤータイプが主流ですから、オンイヤータイプは少数で選べる製品が限られてきてしまいます。

遮音性抜群のオーバーイヤーヘッドホン

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耳全体を覆うことで遮音性にも優れているオーバーイヤータイプ。

動きのある現場でもズレにくく、安定感は抜群です。作業に集中したい時には非常に便利ですが、オンイヤータイプに比べてサイズ・重量が大きいヘッドホンが多いため長時間使う場合には側圧が少なく、重量が軽い製品がおすすめです。

ヘッドホンのハウジングで選ぶ

ハウジング(外カバー)とは耳を覆う部分のことを指し、ドライバーという音を鳴らす機械が内蔵されています。3つの種類に分けられ、聴こえる音質に違いがあります。使用用途に合わせて選ぶのがポイントです。

スタジオでのレコーディングに最適な密閉型

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スタジオやレコーディングに最適な密閉型のヘッドホンは、遮音性に優れていて周囲の音が気になるスタジオでも、しっかりとモニタリングすることができます。

開放型ヘッドホンに比べて低音域が強く、高音域から中音域もしっかりとバランスよく再生できるためレコーディングでも重宝します。

スタジオの大定番SONY製のMDR-CD900STなどが有名ですが、密閉型の特徴でもある音の距離感が近いため長時間の使用では聴き疲れを起こしやすくなります。

自宅でライブ感覚も味わえる開放型(オープン型)

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開放型のヘッドホンは、ハウジング部の素材がメッシュ加工されていることによって、音を外に抜かせる設計になっています。

この構造により音抜けが良く、聴こえている音が部屋全体に立体的に広がっているように聴こえる特徴があります。この空気感(エアー感)がアコースティック楽器には非常にマッチします。

また密閉型よりも音が遠くで鳴っている感じに聴こえるため、聴き疲れを起こしにくいのもポイントです。しかし、密閉型に比べ音漏れがしやすいため、外出先での使用やレコーディングなどには向いていません。

普段使いもできる半開放型(セミオープン型)

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半開放型の最大のメリットは、密閉型と開放型の良い部分を併せ持っていることです。音抜けと遮音性をバランスよく持ち合わせており、低音域でも高音域でもちょうどよい音質で再現してくれます。

自宅のような静かな環境や場所では素晴らしい性能を発揮してくれますが、開放型のデメリットである音漏れも持ち合わせていますから、スタジオやレコーディングでの使用には注意が必要です。

耐久性やリケーブルなどの交換用品があるかで選ぶ

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使用頻度の高いモニターヘッドホンは、ハウジングの破れやケーブルの断線などがよく起こります。高価なモニターヘッドホンを、その都度新品に交換するのは非常にコストがかかりますね。

そこで購入する前にはヘッドホンの耐久性が高いか、リケーブルやハウジングが単体で購入できるか、自分で簡単にハウジング部の付け替えを行えるかなどを事前に確認しておくことは重要です。

音質に直結する解像度で選ぶ

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音質に直結する音の解像度とは、カメラレンズのようにフォーカスが定まっているか、ぼやけているかを表します。つまり、音の解像度が高ければ精微に音の持つ情報を再現できるため原音により近づき解像度が低いと音がぼやけしまったり、こもって聴こえたりします

解像度が高いヘッドホンは、通常では聴き取れなかった音まで再現してくれるためモニターヘッドホンを選ぶ際には解像度も考慮することが重要です。

DJ用なら片耳でモニターできるヘッドホンを選ぼう

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DJのように周囲に流している音と、次に流す音を同時に聴く必要があるなら片方でもモニタリングできるヘッドホンがおすすめです。また、ボーカルレコーディング時に自分の声を実際の耳で確認しながら歌入れを行いたい時にも片方でモニタリングできるヘッドホンは便利ですよ。

使用機器にあったインピーダンスで選ぶ

出典:Amazon.co.jp

インピーダンスとはヘッドホンの電気抵抗(Ω)を表します。ハイインピーダンスであればノイズ・音量の小さい音質になりますし、逆にローインピーダンスであればノイズや音量の大きい音質になります。

レコーディングでの使用には高インピーダンス(100Ω以上)のヘッドホンを、普段使いなら低・中インピーダンス(5~100Ω)のヘッドホンがおすすめです。

注意する点として、ハイインピーダンスのヘッドホンはノイズの少ない音質になる一方で、音量も一緒に下がってしまうため、ある程度の音量を確保するにはオーディオインターフェイスやアンプが別で必要になります。

モニターヘッドホンのおすすめ人気ランキング10選

ここからは、モニターヘッドホンをおすすめ人気ランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴を簡単にまとめていますので、モニターヘッドホン選びの参考にしてください。

1位 SONY ステレオヘッドホン MDR-7506

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:ミニプラグ
ケーブルの特徴:脱着式

海外スタジオの超ド定番!

海外のスタジオにはどこにでも置いてあるといわれる、業界標準のMDR-7506。高音質でありながら、高い耐久性でどんな環境にも対応できる業務用モニターヘッドホンです。

密閉型でありながら、装着時の側圧がちょうどよい強さに調整されているため、長時間の使用でも疲れにくい設計になっています。また、折りたたみが可能なため携帯・収納に優れているところもポイントです。

2位 AKG セミオープンエアー型 モニターヘッドホン K240 STUDIO-Y3-E

詳細情報
ヘッドホン型式:オーバーイヤー
ヘッドフォンジャック:3.5mmジャック
ケーブルの特徴:脱着式

プロ級の音質でコスパに優れるセミ・オープン型

AKG独自開発のXXLトランスデューサーを搭載することにより、一音一音をより丁寧に出力することで小さな残響音も逃さずに再現してくれます。ハイエンドモデルと同じようにセミ・オープン型を採用しているため、抜けが良くより自然なサウンドが楽しめます。

また、オーバーイヤータイプのイヤーパットと、左右上下に可動するイヤーカップのおかげで、長時間の使用でも疲れにくい設計になっています。

3位 城下工業 SOUND WARRIOR SW-HP10LIVE

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:2.5mmジャック, 3.5mmジャック
ケーブルの特徴:脱着式

ライブ視聴に特化し引き込まれる没入感を実現!

オンラインライブの視聴用に開発されたモニターヘッドホンです。元になっている同社のSW-HP10sの音の傾向をベースに高揚感・臨場感を体験できるように設計されています。

高い解像度・音の分離・自然な低音域はそのままに、ワイド感のある中音域を加えたことにより迫力ある音を楽しめるようになっています。また、使われている素材が軽量で耐久性に優れているため、どんな場所でも長く使用することができます。

4位 OneOdio Pro10

詳細情報
ヘッドホン型式:オーバーヘッド型
ヘッドフォンジャック:6.35mm/3.5mm
ケーブルの特徴:‎脱着式

コンパクトでリーズナブルなのに高品質

モニター用にもリスニング用にも使えるマルチヘッドホンです。5千円以下の価格でありながら、ハイエンドモデルに引けを取らないコストパフォーマンスに優れた製品です

高解像度で元の音源をクリアに再現してくれます。また、6.35mmプラグに加えて3.5mmプラグも標準搭載しているので幅広い再生機器を網羅してくれます。レザー製ソフトイヤーパッドにより、通気性と遮音性にも優れているため、長時間の使用でも安心ですね。

5位 audio-technica プロフェッショナル モニターヘッドホン ATH-M20x/1.6

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉ダイナミック型
ヘッドフォンジャック:3.5mmジャック, 1/4-インチ
ケーブルの特徴:-

人気のATHシリーズのエントリーモデル

放送業界では標準のATHシリーズ。そのエントリーモデルであるM20xは、新開発の強磁力40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しているため高音質なモニタリングができます。

手ごろな価格設定であり、モニターヘッドホンとして重要な全帯域でのバランスのよさや、フラットで解像度での高いモニタリングを可能にしています。ただし、モニタリングに特化しているため、特定の帯域を好む人には向いていません。

6位 audio-technica プロフェッショナル モニターヘッドホン AUD ATHM40X

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:3.5mmジャック
ケーブルの特徴:-

色付けしない原音に忠実な再生音が魅力

音に無駄な色付けせず、より正確なモニタリングを突き詰めることを目標に開発されたモニターヘッドホンです。高い遮音性、新開発イヤーパッドによる高耐久性、楕円形状イヤーカップによる長時間の使用でも快適なモニタリングを可能にしています。

また、90度反転モニター構造のおかげで片耳でのモニタリングもできるため、周囲の音を聴きながらモニタリングすることもできます。

7位 SONY 密閉型 スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:ー
ケーブルの特徴:ー

音楽業界標準の最強モニターヘッドホン

レコーディングスタジオの王道ヘッドホンであるMDR-CD900STは、1989年の発売以来ずっと愛されているモニターヘッドホンです。原音をそのまま再現する音質や、音の輪郭、音像の再現度は他の追随を許さないほどです。

完全独自開発のドライバーユニットは、本物の音を耳に伝えるように設計されているため、どこまでもピュアな音質でモニタリングできます

8位 audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン AUD ATHM50X

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉ダイナミック型
ヘッドフォンジャック:3.5mmジャック
ケーブルの特徴:脱着式

世界が認めたM50の後継機

2007年の登場から現在に至るまで幅広い支持を受けてきたモニターヘッドホンです。原音を限りなく忠実に再現し、バランスよい再生音、快適な装着感や高い耐久性の設計がどんな環境の現場でも安心して使い続けることができると評価されています。

さらに、専用のDAWのVSTプラグインを使うことにより、世界中のスタジオのモニター音場をシミュレートしたものを自宅で使用することができるようになります。また、リケーブルなどの消耗品も充実しています。

9位 城下工業 SOUND WARRIOR モニターユース ヘッドホン SW-HP10s

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:Φ3.5mmステレオミニプラグ
ケーブルの特徴:-

「決して飾らない」がコンセプトのモニターヘッドホン

楽器の音、ボーカルの声、その場の空気感があたかも目の前で再現されているように感じることのできるモニターヘッドホンです。モニターヘッドホンのデメリットでもある聴き疲れを解消し、音楽鑑賞でも使いやすいようにチューニングされています

また、劣化の少ないナイロン素材の採用や、油性劣化しにくいポリウレタン性パッドなどによりハードな使用でも安心して長く使えるように設計されています。

10位 Pioneer DJプロフェッショナルモニターヘッドホン HRM-5

詳細情報
ヘッドホン型式:密閉型
ヘッドフォンジャック:3.5mmジャック
ケーブルの特徴:-

装着感・遮音性がトップクラス

audio-technica ATH-M50xやATH-M40xを意識して作られたHRM-5。非常にフラットな音でどの帯域でもバランスよく再生してくれます。もちろん、DJ機器の有名メーカーだけあって低音域のレスポンスはとても心地よい設計になっています

また、新開発ドライバーにより、5Hzから30kHzまでの高解像度で再生ができるため、よりはっきりと原音を再現しくれます。

おすすめの商品一覧

製品最安値評価リンク

SONY MDR-7506

1

AKG K240 STUDIO-Y3-E

2

SOUND WARRIOR SW-HP10LIVE

3

OneOdio Pro10

4

audio-technica ATH-M20x

5

audio-technica ATH-M40x

6

SONY MDR-CD900ST

7

audio-technica ATH-M50x

8

SOUND WARRIOR SW-HP10s

9

Pioneer DJ HRM-5

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まとめ

モニターヘッドホンを選ぶときには、使用用途・ハウジングの種類・解像度を比較して自分にあったモデルを選びましょう。もちろん、動きのある環境で使いたいなら着け心地や密着感、ヘッドホンの重量なども重要なポイントになってきますね。

どんなモニターヘッドホンも、原音を忠実に表現するように設計されていますから、もし迷うようなら王道のヘッドホンを使ってみるのもひとつの方法です。その王道の音を体験してから、自分の好きな音の傾向に当てはまるヘッドホン探すようにしてみてください。

nori45