近年、災害の影響を身近に感じる機会が多いことから、非常用の発電機を準備しておきたいと考えている方もいるのではないでしょうか。一般家庭の家電に使用するなら、インバーター発電機がおすすめです。
しかし、ホンダやEENOURなど数多くのメーカーから発売されており、迷ってしまう方も多いことでしょう。本記事では、インバーター発電機の機能や選び方を紹介した上で、人気の10商品をランキング形式で紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
この記事でおすすめする商品
インバーター発電機とは
出典： rakuten.co.jp
インバーター発電機とは、 電圧や周波数の整った高品質の交流電気を安定して供給してくれる機械です。高い出力と安さが特徴のガソリン式や、LPガス・カセットガスを使って利用するガスタイプ式があります。
それぞれの商品に特徴があり、利用したい電気機器によって向き不向きがあるのです。電気を使いたい製品に不向きな発電機を選ぶと、出力の過負荷により電気の供給が止まってしまい、製品を動かすことができません。
さらには、製品の誤作動や故障の原因となることもあるので、使用する発電機を選ぶ際には十分な注意が必要です。
インバーター発電機の選び方
必要な電気機器に適した発電機を使わないと、いざというときに正常に力を発揮してくれません。震災や自然災害などの大規模停電に備えて家庭用のインバーター発電機をお探し中の方は、選ぶポイントをしっかり確認しておきましょう。
定格電力で選ぶ
インバーター発電機は、基本的に「kVA」という単位で出力を表します。あまりなじみがない単位のため、定格電力（kW）になおして確認しましょう。ここでは定格出力（kVA）×力率（おおむね0.8）で大まかなW数を算出しています。
小型の家電や工具を動かすだけなら1.6kVA以下
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1.6kVAなら1,000W以下で稼働する電化製品であれば、問題なく使用することができます。例えば、パソコンやミキサー、ミニ冷蔵庫といったアウトドアで使いたい小さめの電化製品が使用可能です。
ただし、小型の家電と言っても、発熱するものやモーターを動かすものは多くの起動電力を必要とします。消費電力に目がいきがちですが、起動電力を確認しておかないと電源につないでも使えないことがあるので注意してください。
全ての家電に対応するなら1.6～2.6kVA
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1.6～2.6kVAの出力があれば、約1,000W～2,000Wの電力を作り出せるので、ほとんどの電化製品に対応できます。本体サイズは大きすぎず、重量も程よいため、持ち運び用と家庭用の両方で使用可能です。
使い勝手の良さとコストパフォーマンスが相まって、1番人気なのがこのクラスのモデルです。ただし、一度に数多くの家電を起動させるほどの電力は作り出せないため、使用したい家電に必要な出力を把握しておかなければなりません。
複数の家電を同時に動かし、非常用電源にも使うなら2.8kVA以上
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3.0kVAなら2,400Wほどの電力を安定して供給できます。ここまで電力が大きければ、ほとんどの電化製品を無理なく使うことが可能です。
消費電力の大きい電子レンジやホットプレート、ドライヤーといったものでも利用できます。とにかく多くの電化製品を稼働させたいなら3.0kVA以上のものを選びましょう。
重さで選ぶ
各メーカーで販売されているものを見ると、0.9kVAクラスと2.5～3.0kVAクラスでそれぞれ重さが変わります。キャンプやレジャーなどで持ち運んで活用したいと考えている場合には、重さを確認したうえで選びましょう。
0.9kVAクラスなら持ち運んで使える
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出力の小さいものは片手で持てるほど軽いものもあります。一例として、あるメーカーの製品を見てみると、0.9kVAのものは12.7kg。この程度であれば、外出先で移動が多くても持ち運んで使える重さです。
キャンプなどのアウトドアでの使用に向いており、先述にあるように0.9kVAの出力があれば、小型家電は動かせます。どうしても出力が足りない場合は、同型機2台を並列運転させることで補うことができます。
2.5～3.0kVAクラスを持ち運ぶならキャリーが必要
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出力の大きいものは同時に多くの電化製品に使えて便利な反面、重いことが難点です。2.8kvAのある商品の重さをみると68.0kgでした。手で持って運ぶのは難しいので、キャリーなどを使うようにしましょう。
定位置に置いて使う、出力が大きいという点を重視している場合には、そこまで重さを気にする必要はないかもしれません。電力が多く必要な屋台を出すといった目的では、 2.5～3.0kVAクラスまたは、それ以上のクラスの発電機がおすすめです。
運転音を確認
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インバーター発電機は、一般的に50～70dbの運転音を発します。60dbを超えるとうるさく感じると言われているので、50db台のモデルを選ぶと運転音が気になりにくいでしょう。
ホンダ製の発電機であれば専用の防音ボックスが販売されているので、そちらを利用するのがおすすめです。吸音材と防音構造によって6～10dbほど騒音を低減してくれます。
燃料で選ぶ
インバーター発電機に使用する燃料は、主にカセットガス（LPG）とガソリンの2種類です。それぞれの特徴を確認していきましょう。
アウトドアで短時間使用するなら「カセットガス式」
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カセットガスは入手が簡単なことが大きなメリットです。スーパーマーケットやホームセンター、コンビニで売られており、いつでも入手できます。長期保管が可能という点も嬉しいポイント。
また、もし余ってしまった場合にも調理用としてカセットコンロで使うこともできるので、無駄がありません。 カセットガス式の発電機は軽いものが多く、持ち運びも楽です。自宅の庭での作業やキャンプ、レジャーなどで幅広く活用できるでしょう。
複数の家電を長時間動かしたいなら「ガソリン式」
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ガソリンを使用するタイプは、長時間の運転ができるというメリットがあります。また、燃料コストはカセットガスよりも安いです。しかし、燃料確保にはガソリンスタンドなどに行って携行缶に給油してもらわなければなりません。
さらに、携行缶は消防法基準適合品を用意する、一般の乗用車で運ぶ場合は22リットル以下の金属製容器に限られる、などの制限があります。揮発して引火する恐れもあるので、取り扱いには十分な知識と注意が必要です。
ガソリン式を使用する場合には、各商品の取り扱い説明書をよく確認したうえで注意事項を守って使用しましょう。
カセットガス式インバーター発電機のおすすめ人気ランキング5選
まずは、燃料がガスで取り扱いが簡単なカセットガス式発電機を5つ紹介します。持ち運びがしやすいものが多く、レジャーやキャンプなど多くのシーンで活用できます。以下で各商品の特徴を紹介するので、気になるものがあればチェックしてみてください。
1位 パオック カセットガスインバータ発電機 GHT-1000
サイズ：長さ23.5cm × 幅42.5cm × 高さ40.0cm
重量：12kg
ガス容量：500g（ボンベ2缶）
連続使用時間：2～1時間
騒音値：68dB
必要な機能がすべて備わった万能型
交流出力2口とUSB（QC3.0対応）2口、直流ソケット（12V）1口と必要な機能はすべてそろっています。また、重さは12kgと軽く、持ち運びが容易です。
USBを電源端子にしたスマートフォンやモバイルバッテリーなどにも使えます。
自宅での利用はもちろん、キャンプ場などのレジャーシーンでも活躍します。オイル不足や過負荷の時には、LEDが点灯して一目でわかるので安心です。さらに、エンジンオイル検知器内蔵で、焼き付きなどのエンジントラブルも防止してくれます。
2位 ホンダ エネポ EU9iGB
サイズ：長さ36.5cm × 幅26.2cm × 高さ52.4cm
重量：19.5kg
ガス容量：500g（ボンベ2缶）
連続使用時間：2.2～1.1時間
騒音値：84dB
2台並列運転で1.8kVAもの出力が出せる
2台並列運転での利用が可能です。そのときの出力は1.8kVAとガソリン式並のおパワーがあります。手軽に使用できるカセットガス式で1.8kVAの出力が出せることは大きなメリットです。
2台あわせて使うことで高い電力供給が可能なうえ、ひとつずつ運べば持ち運びの負担も少なくリ使い勝手のよい商品と言えます。並列運転という使用方法は、快適に利用するうえで検討したい選択肢のひとつです。
3位 ティーエム カセットボンベ式自家発電機 GEN-1000
サイズ：幅45.5cm × 奥行23.5cm × 高さ40.0cm
重量：12kg
ガス容量：500g（ボンベ2缶）
連続使用時間：2時間～1時間
騒音値：68dB
12kgと軽量ながら1.0kVA出力のインバーター発電機
重さは12kg、出力は1.0kVAという、バランスの良さが魅力です。いつ起こるかわからない災害に備えて持っておきたい一台です。持ち運びが楽なので、自宅での作業やキャンプ場などレジャーでも活躍します。
100V電源とUSB接続口が2つずつあり、小型の冷蔵庫を動かしながら、複数のスマホを充電するなど幅広く活用可能です。アース端子もついており、感電防止対策もしてあるので、安心して使用できます。
4位 ニチネン ドリームパワー YKG-1000
サイズ：幅31.8cm × 奥行44.8cm × 高さ39.2cm
重量：15kg
ガス容量：500g（ボンベ2缶）3リットル（ガソリン）
連続使用時間：ボンベ：約1時間ガソリン：約3.5時間
騒音値：58dB
ガソリンも使える2WAYの発電機
ガソリンもガスも使える一台です。カセットガス2缶での運転時間は約1時間ですが、ガソリンなら3倍以上の約3.5時間。気軽に短時間使うシーンではガス、長時間使用する場面ではガソリンと状況に応じて使い分けられます。
また、騒音値が58dBと比較的低いので、昼間であれば運転音も気になりません。重さは15kgと片手で持てるサイズなので、自宅周りの作業やキャンプなどのレジャーでも快適に使えます。
5位 ナカトミ DREAM POWER EIGG-600D
サイズ：幅47.0cm × 奥行27.0cm × 高さ39.0cm
重量：14.0kg
ガス容量：500g（ボンベ2缶）
連続使用時間：約1.8時間～1.5時間
騒音値：58dB
2台並列運転で1.2kVAの出力が出せる
2台並列運転することで出力は1.2kVAまであがります。高機能に使える一台です。台風など自然災害による停電の時には家電を動かしたいとき組み合わせて1.2kVAで使用し、自宅の庭の作業やレジャーでは1台（0.6kVA）で使用するなど、活用の幅が広がります。
重さは14kgと軽量なタイプで、騒音値は昼間の使用なら運転音が気にならない58dB。緊急時やレジャー以外にも日常的に気軽に利用しやすいでしょう。
ガソリン式インバーター発電機のおすすめ人気ランキング5選
ガソリン式は長時間の運転ができるものが多いです。レジャーなどで使用する予定があれば、重さや騒音値に注目して選ぶとよいでしょう。使用用途を決めて、自分の使い方にあったものを探してみてください。以下で人気の商品を5つ紹介します。
1位 SAKOBS 1.7kVA発電機 QL2000i
サイズ：長さ46cm × 幅33cm × 高さ44cm
重量：20kg
ガス容量：10リットル
連続使用時間：約11時間
騒音値：65dB
大容量燃料タンクで長時間の運転が可能
タンクの容量が10リットルあり、最大で11時間の連続運転が可能です。災害による長時間の停電にも備えられます。震災、大規模停電などの緊急時に備えて用意するのにピッタリです。
過負荷警告ランプやオイル警告システムに加え、残りの燃料が一目でわかる仕様になっており、使いやすさも抜群です。さらに、波形のひずみを2.5%以内に抑えることにより、家庭用電源並みの安定した電力供給を実現しています。
2位 ホンダ 交直両用発電機 EU18i
サイズ：長さ50.9cm × 幅29.0cm × 高さ42.5cm
重量：21.1kg
ガス容量：3.6リットル
連続使用時間：約7.5時間～3.0時間
騒音値：81dB～58dB
並列運転が可能なモデル
並列運転ができるモデルで、1台で1.8kVA、2台で3.6kVAの出力が可能です。プロユースと謳われるほどで、起動電力の大きな家電にも問題なく対応できます。高性能かつハイパワーな発電機を求めている方におすすめの一台です。
専用のコンセントを使えば、100V 36Aもの電流を流せます。内部点検が簡単にできるように、カバーはコイン一つあれば開閉できる設計です。広口の供給口に加え、オイルフィラーガイドを採用しているので、発電機を汚すことなくオイルメンテナンスを行えます。
3位 EENOUR インバーター発電機
GS1800i
サイズ：長さ47.3cm × 幅26.0cm × 高さ41.3cm
重量：16kg
ガス容量：3.5リットル
連続使用時間：約7.5時間～3.0時間
騒音値：58dB
低騒音のモデルでとても静か
騒音を気にするならチェックしたいモデルがGS1800i。防音ボディーとサイレントマフラーにより、運転音を約58dBにおさえています。昼間の住宅街やキャンプ場で使用しても、あまり気になりません。
重量は16kgと比較的軽く、ホコリや砂などからコネクターを守る防塵キャップも付いています。レジャーでも活躍するでしょう。ブレーカーとサーキットプロテクタの両方を備えているので、故障対策もバッチリです。
4位 工進 正弦波発電機 GV-9i
サイズ：長さ45.5cm × 幅26.0cm × 高さ39.8cm
重量：14kg
ガス容量：2.6リットル
連続使用時間：7.9時間～3.7時間
騒音値：58dB～65dB
軽量で持ち運びに最適
持ち運びに便利な発電機をお探しの方におすすめです。14kgという重さは今回紹介しているガソリン式の中で一番軽いものです。900VAと定格出力が少ないクラスですが、交流出力2口と出力（12V）1口という必要な機能はしっかり備えています。
国土交通省の「低騒音型・低振動型建設機械」に指定されるほど運転音が静かです。運転音は静かですが、パソコンなどの精密機械を使用するのにも十分な電力を供給します。始動手順をナンバーシールで表示しているので、初めての利用でも迷わず簡単に始動できるでしょう。
5位 EENOUR 防音型発電機 GS2200i
サイズ：長さ52.5cm × 幅28.2cm × 高さ44.0cm
重量：19kg
ガス容量：4.1リットル
連続使用時間：約7時間～3.2時間
騒音値：58dB
3WAY電源でどんなときも使える
交流出力2口と直流出力（12V）1口、USB出力2口に対応しています。USBがついているので、スマートフォンやモバイルバッテリーなどの充電をACアダプターなしで行えます。4分の1程度の負荷の場合、約7時間の長時間運転が可能です。
また、騒音値が58dBと比較的低いため、キャンプなどのレジャーにも向いていると言えます。災害時に有効かつ安全に使用できることを認める「防災製品等推奨マーク」を取得しており、「震災対策技術展」にも出展された一台です。
おすすめの商品一覧
| 製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
|---|---|---|---|
| PAOCK カセットガスインバータ発電…… 1 | 円 |  | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| ホンダ エネポ EU9iGB 2 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| ティーエム カセットボンベ式自家…… 3 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| ニチネン ドリームパワー YKG-1000 4 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| ナカトミ DREAM POWER EIGG-600D 5 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| SAKOBS 1.7kVA発電機 QL2000i 6 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| ホンダ 交直両用発電機 EU18i 7 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| EENOUR インバーター発電機 GS1800i 8 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| 工進 正弦波発電機 GV-9i 9 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
| EENOUR 防音型発電機 GS2200i 10 | 円 | | // 各サイトへのリンクを生成するコードはここに続く |
まとめ
人気のインバーター発電機を10個紹介しました。安全に簡単に取り扱うという点ではカセットガス式をおすすめします。ガソリン式は燃料費が安くて長時間使用できるというメリットがありますが、揮発して引火の恐れがあるためです。
ガソリン式を使用する場合には、 事前にある程度の知識を蓄えたうえで使用してください。各商品の使い方や特徴を把握したうえで、あなたのニーズを満たす一台を探してみましょう。