小学生におすすめのドローン5選!安全な選び方や親が知っておくべきルール

ドローン

子供の誕生日に「ドローンが欲しい」と言われて、どれを選べばいいか迷っていませんか。最近は手のひらサイズの小さなドローンが増えており、小学生でも簡単に操縦を楽しめるようになりました。

しかし、おもちゃに見えてもプロペラが高速で回る機械です。選び方を間違えると、怪我をしたり法律に触れたりする恐れもあります。この記事では、小学生が安全に遊べるドローンの選び方や、おすすめの機種を分かりやすく紹介します。

小学生が遊ぶなら「100g未満」を選ぼう

子供がドローンを始めるなら、まずは「100g未満」の機体を探しましょう。この重さは、日本の法律で「おもちゃ(模型航空機)」として扱われるかどうかの大きな境目になります。

100gを超えると国への登録が必要になり、手続きが非常に面倒です。まずは、なぜ軽いドローンが子供に向いているのか、その理由を具体的に整理してみましょう。

登録や免許がいらないトイドローンの特徴

100g未満のドローンは、一般的に「トイドローン」と呼ばれます。最大のメリットは、国への機体登録やリモートIDの搭載といった難しい義務がない点です。

例えば、買ってきたその日に電池を入れて、すぐに家の中で飛ばし始めることができます。100g以上の本格的な機種だと、飛ばす前にオンラインで複雑な申請を済ませ、手数料を払わなければなりません。

小学生が「今すぐやりたい!」という好奇心をそのまま形にできるのは、このトイドローンならではの魅力です。

航空法の規制を受けないから手軽に始められる

法律のルールが厳しい東京などの都市部でも、100g未満であれば、航空法の多くの規制から外れます。

もちろん、どこでも自由に飛ばしていいわけではありませんが、庭先や家の中で練習する分には、国からの許可をもらう必要はありません。

本格的なドローンだと、住宅街で飛ばすだけで法律違反になることがありますが、トイドローンならその心配がぐっと少なくなります。

トイドローンと重量がある機体の違いを、以下の表にまとめました。

項目100g未満(トイドローン)100g以上(無人航空機)
機体登録の義務なし必須
リモートIDの搭載不要必須
航空法の対象模型航空機のルールのみすべてのルールが適用
主な用途室内練習、遊び、学び本格的な空撮、業務

室内での練習に最適なサイズ感と軽さ

トイドローンは手のひらに乗るほど小さく、重さも卵1個分くらいしかありません。万が一壁にぶつかったり、カーテンに触れたりしても、部屋のものを壊すリスクが低いのが特徴です。

外で飛ばすと風に流されやすいため、基本的には室内で遊ぶのが前提となっています。

リビングで椅子を障害物に見立ててくぐり抜ける練習など、雨の日でも親子で一緒に盛り上がれる遊び道具になります。

小学生向けドローン選びで失敗しないためのポイント

おもちゃ屋やネット通販には、数え切れないほどのドローンが並んでいます。しかし、安さだけで選ぶと「操作が難しくてすぐに壊れた」「電波が違法だった」という失敗がよく起きます。

小学生が使うことを考えて、親がチェックすべき大事なポイントは3つだけです。ここさえ押さえておけば、大失敗は防げます。

プロペラを完全に覆うガードが付いているか

一番大事なのは、プロペラがむき出しになっていないことです。ドローンのプロペラは、目に見えないほどの速さで回転しています。

指を挟んだり、顔に近づいたりしたときに、プロペラが完全に囲われていれば、大きな怪我を防げます。特に「プロペラガード」が網目状になっているタイプは、小さな子供の手も入りにくいので安心です。

例えば、墜落したときに自分の機体を守る役割も果たしてくれるため、壊れにくさという点でもガード付きは外せません。

高度を自動で保つセンサーを搭載しているか

昔のドローンは、自分で細かくレバーを動かさないと地面に落ちてしまいました。しかし、今のドローンには「気圧センサー」がついているものが多く、手を離してもその場でふわふわと浮いてくれます。

この機能があるだけで、子供の操縦ミスによる墜落は劇的に減ります。

レバーを離した瞬間にピタッと止まってくれるドローンなら、パニックにならずに落ち着いて操作を覚えることができます。

日本のルールをクリアした「技適マーク」があるか

見落としがちなのが、電波のルールです。海外製のドローンをそのまま日本で使うと、法律違反になることがあります。

日本で使っても大丈夫な機体には、必ず「技適マーク(技術基準適合証明)」がついています。

ネット通販で極端に安い無名メーカーのものを買うときは、このマークがあるか必ず確認しましょう。国内のメーカーや、有名な「Holy Stone」などの製品であれば、ほとんどの場合で対応しています。

選ぶ際に確認すべき項目をリストにしました。

  • 全方位を囲むプロペラガードがある
  • 気圧センサーによる「高度維持機能」がついている
  • 商品説明に「技適マーク取得済み」と書かれている
  • 予備のバッテリーが2〜3本セットになっている

外で飛ばす前に確認したい法律とマナー

「100g未満だからどこでもOK」と考えるのは、少し危ない判断です。航空法以外にも、守らなければならないルールやマナーはたくさんあります。

子供が知らないうちに迷惑をかけないよう、外で飛ばすときは親がしっかりと周りの状況を確認してあげましょう。

100g未満でも飛ばしてはいけない場所がある

重さに関わらず、国の重要な施設の近くや、空港の周辺はドローンを飛ばすことが禁止されています。

また、道路の上で飛ばすのも、交通の邪魔になるため道路交通法に触れる恐れがあります。

「ここは広いから大丈夫」と思っても、実は法律で決まっている禁止エリアだった、ということも珍しくありません。

道路や他人の家の近くは避けるのが鉄則

ドローンが飛んでいると、それだけで「見られている」「危ない」と感じる人もいます。

他人の家の敷地上空を勝手に通ったり、ベランダの近くを飛ばしたりするのは、プライバシーの侵害でトラブルになります。

練習するときは、自分たちの敷地内か、許可された練習場、あるいは周りに誰もいない広い場所を選びましょう。

公園の利用規則に禁止事項がないか調べる

大きな公園なら練習にぴったりですが、自治体によっては「公園内でのドローン禁止」をルールで決めています。

例えば、東京都が管理する公園の多くは、重さに関係なくドローンを飛ばせません。

看板が出ていないか確認し、分からなければ管理事務所に電話で聞いてみるのが一番確実です。

小学生におすすめのドローン5選

ここからは、実際に小学生に選ばれている人気の5機種を紹介します。どれも100g未満で安全性が高く、初めての1台にふさわしいものばかりです。

目的や予算に合わせて、ぴったりのものを選んでみてください。

1. 圧倒的な人気を誇る入門機「Holy Stone HS210」

トイドローンのなかでも定番中の定番が、このHS210です。非常に小さくて軽く、プロペラガードがしっかりしているので、家の中での練習に最適です。

操作がとても直感的で、ボタン一つで離着陸ができます。また、バッテリーが3本ついているセットが多く、合計で20分以上たっぷり遊べるのが嬉しいポイントです。

価格も4,000円前後と手頃なので、まずはここからスタートする子がたくさんいます。

2. 壁にぶつからない「DEERC D20」

D20は、カメラがついているのでスマホで映像を見ながら操縦できます。

一番の特徴は、障害物を検知して避ける機能があることです(モデルによります)。

壁に近づくとドローンが勝手に止まってくれるので、操作に慣れていない小学生でも、家の中を傷つけずに飛ばすことができます。

3. プログラミング学習もできる本格派「Ryze Tech Tello」

ただ飛ばすだけでなく、学習にも役立てたいならTelloがおすすめです。世界最大手のDJIの技術が使われており、このクラスではトップクラスの安定感を誇ります。

最大の特徴は、タブレットを使って「プログラミング」で動かせることです。

自分で命令を作ってドローンを自動で飛ばす体験は、学校でのプログラミング教育にも繋がります。

4. 頑丈なガードで壊れにくい「Potensic A20」

A20は、とにかく「壊れにくさ」にこだわったドローンです。プロペラが網目状のケースに完全に収まっているため、多少ぶつかってもびくともしません。

小さな子供が扱う場合、どうしても墜落や衝突は避けられません。

そんな荒っぽい操作にも耐えてくれる頑丈さが、多くの親から支持されている理由です。

5. カメラ付きで空撮も楽しめる「Holy Stone HS420」

「ドローンでおしゃれな写真を撮ってみたい」という子には、HS420が向いています。

小型ながら高性能なカメラを積んでおり、スマホに映る景色を保存して楽しめます。

手の動きでシャッターを切る機能など、最新の遊び方もできるため、少し高学年の子でも飽きずに長く遊べます。

おすすめ機種の比較表をまとめました。

機種名おすすめの理由カメラ特徴
HS210安くて基本が学べるなし予備バッテリーが多い
D20カメラデビューに最適あり折りたたみ可能
Tello学びに繋げたいありプログラミング対応
A20とにかく壊したくないなし頑丈な完全ガード
HS420多機能で遊びたいあり高画質で多機能

室内で安全に操縦技術を磨くステップ

ドローンが届いたら、まずは基本の練習から始めましょう。いきなり自由に飛ばそうとすると、すぐに壁に激突して壊れてしまいます。

親子でゲーム感覚で楽しめる、3つの練習ステップを紹介します。

まずはその場で浮く「ホバリング」をマスターする

ホバリングとは、ドローンを同じ場所でじっと浮かせ続けることです。これがすべての操作の基本になります。

まずは自分の目線の高さまで浮かせて、そこから動かさずに1分間キープできるか挑戦してみましょう。

レバーをどれくらい動かすと機体がどう反応するのか、指の感覚を養うことが大切です。

前後左右への移動と機体の向きの関係を覚える

ホバリングができるようになったら、次は四角形を描くように動かしてみましょう。

ここで難しいのが、ドローンの向きが変わると「自分から見て右」が「ドローンから見て左」になることです。

機体の正面がどこを向いているかを常に意識して、頭の中で方向を切り替える訓練をします。

慣れてきたら8の字飛行に挑戦しよう

直線の動きに慣れたら、曲線を使った「8の字飛行」に挑戦です。

これは前進しながら旋回を組み合わせる高度な技で、ドローンの操縦技術がぐっと向上します。

リビングにゴミ箱やクッションを置いて、それを回るコースを作ると、子供は夢中になって練習してくれます。

練習を楽しく続けるためのアイデアです。

  • ティッシュの空き箱を「ゴール」にして、そこに着陸させる
  • フラフープを吊るして、その中をくぐり抜ける
  • 親子でどちらが正確に静止できるか、タイムを競う

故障や紛失を防ぐために親ができること

ドローンは精密機械なので、ちょっとした不注意で動かなくなってしまうことがあります。子供が長く遊べるように、親が裏側でサポートしてあげたいポイントを整理しました。

事前に準備をしておくだけで、悲しい「即故障」の確率を大幅に下げることができます。

予備のバッテリーとプロペラを準備しておく

トイドローンのバッテリーは、1本で5分から10分程度しか持ちません。やっと楽しくなってきた頃に電池が切れてしまうと、子供のやる気も削がれてしまいます。

最初から予備のバッテリーを2〜3本用意しておけば、交互に充電しながら長く遊べます。

また、プロペラは一番壊れやすいパーツです。

折れたり曲がったりしたまま飛ばすと墜落の原因になるため、替えのプロペラも常にストックしておきましょう。

風がある日は絶対に屋外で飛ばさない

トイドローンは驚くほど軽いため、目に見えないほどの微風でも簡単に流されてしまいます。

「少しだけなら大丈夫だろう」と外で出した瞬間に、風に乗って屋根の上や隣の家の敷地まで飛んで行ってしまう事故が本当に多いです。

外で飛ばすときは、木の葉が全く揺れていないような無風の日を選ぶか、体育館のような広い屋内施設を利用するのが確実です。

髪の毛やカーテンの巻き込みに注意させる

室内でのフライトで意外と多いのが、人の髪の毛やカーテンのレースにプロペラが巻き込まれるトラブルです。

プロペラに何かが絡まると、モーターに大きな負担がかかり、一瞬で故障してしまいます。

飛ばすときは、髪の毛をまとめたり、カーテンを閉めたりするなど、周りの環境を整えてからスタートさせましょう。

保護者が確認すべきメンテナンス項目です。

  • 飛ばす前に、プロペラが曲がっていないかチェックする
  • バッテリーが膨らんでいないか確認する
  • 使用後はゴミや髪の毛がモーターに詰まっていないか見る

ドローンを遊びからプログラミング学習に繋げる

最近のドローンは、ただ飛ばすだけの玩具ではありません。小学校でも必修化された「プログラミング」を学ぶための、最高の教材としても使われています。

ドローンを通じて、論理的な考え方や問題解決の力を身につける方法を紹介します。

タブレットを使ってドローンを自動で動かす

Telloなどの学習用ドローンは、専用のアプリを使って「命令」を出すことができます。

「離陸する」「50センチ前に進む」「右に回転する」「着陸する」といったブロックを繋ぎ合わせるだけで、ドローンがその通りに動きます。

自分の作ったプログラムで本物の機械が空を飛ぶ体験は、子供にとって大きな感動と自信に繋がります。

Scratchで論理的な思考を養うきっかけに

多くの小学校で使われている「Scratch(スクラッチ)」というソフトでも、ドローンを動かすことが可能です。

「もし壁に近づいたら止まる」といった条件分岐を学ぶことで、プログラミングの基礎が自然と身につきます。

画面の中だけで完結する勉強よりも、目の前で結果が見えるドローンプログラミングは、子供の集中力を引き出してくれます。

自由研究のテーマにドローンを選ぶメリット

夏休みの自由研究にドローンをテーマにするのも面白い選択です。

「どうすれば風に負けずに飛べるか」「バッテリーを長持ちさせる方法は?」といった疑問を自分で実験してまとめれば、立派な研究レポートになります。

ドローンの歴史や法律を調べることで、社会のルールについて考えるきっかけにもなるでしょう。

まとめ:安全第一でドローンデビューを楽しもう

小学生がドローンを始めるなら、まずは100g未満の「トイドローン」からスタートするのが正解です。法律の難しい手続きがいらず、家の中でも安全に練習できるからです。

  • 子供が触っても怪我をしない「完全ガード付き」を選ぶ
  • 初心者でも安定して浮く「センサー搭載機」を選ぶ
  • 外で飛ばすときは、地域のルールやマナーを親が一緒に確認する
  • 遊びを通じて、プログラミングなどの学びにも繋げてみる

ドローンは、空からの視点という新しい発見を子供に与えてくれます。今回紹介したおすすめ機種や選び方を参考に、ぜひ親子で一緒に「空を飛ぶ楽しさ」を体験してみてください。

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