レンジフードはキッチンでの調理時に発生する蒸気や匂いを、換気扇に正しく誘導してくれるキッチン設備の一種です。
レンジフードを導入する際は、フードの形状やサイズ、取り付け方法などを選ぶポイントが複数あり、自宅のキッチンに適したレンジフードを選ぶことが大事になります。
ここでは、レンジフードの導入メリットや選び方、おすすめのレンジフードなどを紹介していくので、導入時の参考にしてみて下さい。
目次この記事でおすすめする商品
レンジフード(キッチン換気扇)のメリットは?
レンジフードとはキッチンの換気扇をフードで覆うことによって、調理時に発生する蒸気や煙、それに伴う匂いなどを正しく換気扇に誘導して、キッチンの環境を整えてくれるキッチン設備の一種で、キッチン換気扇とも呼ばれています。
普通の換気扇との違い
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レンジフードは換気扇の一種でもありますが、一般的なプロペラ式の換気扇がプロペラファンタイプと呼ばれていることに対し、レンジフードはシロッコファンタイプと呼ばれています。
レンジフードも換気扇どちらもファンを回転させて空気を吸い込み屋外に吸った空気を排出するという、基本的な仕組みは同じですが、レンジフードはファンが筒の内部に取り付けられているため、吸い込んだ空気をダクトを通じて屋外に排出します。
そのため、一般的なプロペラタイプとよりも吸い込む力は若干劣りますが、フードで覆われている分、吸い込む空気が拡散しにくいという特徴があります。
レンジフード導入のメリット
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レンジフードは導入することによって、キッチンにさまざまなメリットももたらします。
●匂いや煙を集めてくれる
●換気扇のお手入れがしやすい
一般的な換気扇と形状が大きく異なり、また上記でもあったように吸い込む空気が拡散しにくいため、匂いや煙を集めやすいことがレンジフードの最大のメリットと言えます。レンジフードは一般的な換気扇とは違い、ガスコンロやIHを上部から覆うように設計されているので、煙や蒸気、匂いなどを集めやすく、キッチンの空気循環を正しく行い環境を整えてくれます。
また、レンジフードの場合は一般的な換気扇とは異なり、専用のフィルターが付いているため、一般的な換気扇のプロペラを頻繁に洗うなどの手間が必要ありません。油汚れもファンではなくフィルターに付着する仕組みになっているので、掃除の際はフィルターを簡単に取りはずして、拭き掃除をするだけでお手入れを行えます。
レンジフードの選び方
レンジフードを導入する際は、キッチン環境や状況を事前に確認し、それに適したレンジフードを選ぶことが大事です。サイズ、形状、取り付け方法など、レンジフード選びにはいくつかのポイントがあるので、必ず導入前にチェックを行いましょう。
サイズの確認
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レンジフード選びの基本は、レンジフードのサイズが使用するキッチンに合うかどうかです。レンジフードのサイズは幅と奥行き、高さによって決まり、幅の種類は60・75・95の3種類に分類され、これがひとつの目安にもなります。
高さは、コンロやIHまでの距離に関係するので大事なポイントではあるのですが、サイズで一番重要になるのは幅と奥行きの長さになるので、まずはこちらを優先的に合わせましょう。
フードタイプで選ぶ
レンジフードのサイズ確認が終わったら、次はレンジフードのタイプを選んでいきましょう。レンジフードのタイプは「スリムタイプ」「フラットタイプ」「ブーツタイプ」と、形状によって分類されます。
タイプによって特徴やメリットなどが異なるので、環境や状況に応じたタイプの形状を選ぶことが大事になります。
スリムタイプ
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スリムでシンプルな形状が特徴のタイプで、凹凸が少ない分油汚れがつきにくく、また内部もフラットな状態なので拭き掃除がしやすいです。見た目もスリムでスタイリッシュなのでデザイン性も高くキッチンインテリアとしても人気の高いタイプです。シロッコファンやターボファンと一体化したタイプでもあります。
ブーツタイプ
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一般的に最も普及しているタイプで、レンジフードを想像した時、最もイメージしやすいタイプでもあります。ファンと一体化していない分離型のものが多いため、あらゆるキッチンにも対応できるというメリットはありますが、内部構造が複雑なため掃除がしにくいといったデメリットもあります。
フラットタイプ
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高さが少ない薄型タイプで、スリム型と同様にシロッコファンやターボファンが内蔵された一体型です。3つのタイプの中では一番価格帯が安く、また省エネスペースで設置できることなどがメリットとしてありますが、内部に部品が多いため掃除がしにくいデメリットもあります。
取り付け場所
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レンジフードの取り付方法は、取り付ける場所や、キッチンのレイアウトによって異なります。キッチンの壁側に換気扇がある「クローズドタイプ」や「オープン対面タイプ」、キッチンの天井に換気扇がある「アイランドタイプ」など、場所やレイアウトに応じてレンジフードを選びましょう。
レンジフードの多くは、ほとんどの場所やレイアウトに対応していて取り付けることはできますが、キッチンのスペースや場所によって取り付けのしやすさは異なるので、キッチンの換気扇位置や、レイアウトを事前にしっかりと把握して、それに合った取り付けやすいサイズや形状のレンジフードを選びましょう。
連動換気機能のチェック
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換気扇との一体型を導入する場合は、その換気扇自体の機能チェックも行いましょう。換気扇の機能には、24時間換気におすすめの「同時給排気機能」や、火を消すと自動でOFFになる「自動運転機能」、光熱費を節約できる「省エネ運転機能」、遠隔操作で楽に操作できる「リモコン機能」などといった便利な機能がたくさんあります。
メーカーで選ぶ
レンジフードはキッチン設備の一種ということもあり、技術力に優れたさまざまなメーカーから販売されています。性能性に優れたメーカーやコスパに優れたメーカー、安定の大手メーカーなど、選ぶのに迷った際はレンジフードを得意とするメーカーから選ぶのもひとつの方法です。
先進機能が強みの「富士工業」
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キッチン関連の製品を主に取り扱う創業1941年の老舗メーカーです。レンジフードのシェアは国内でもトップクラスで、「こだわったものづくり」をコンセプトにしたレンジフードの数々は、富士工業の最先端技術がふんだんに詰まっています。
キッチンの環境や使いやすさを考えて作られたレンジフードは、品質・価格共にバランスが良くおすすめです。
コスパに優れた「PIUSTYLE」
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スタイリッシュな薄型モデル、手元照明にLEDなど、コンパクトで使いやすいレンジフードを多く販売しています。
スリムな形状やデザインでキッチンのインテリアを損なうことなく、また価格帯も他のメーカーに比べ低めなので、初めてレンジフードを導入される方などにはおすすめのメーカーです。
安定の大手メーカー「パナソニック」
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言わずと知れた国内最大級の大手家電メーカーです。パナソニックが販売するレンジフードの種類や数はとにかく多く、豊富なラインナップの中からさまざまなレンジフードを選択することができます。
また、豊富なラインナップだけではなく、性能・機能に優れた製品も多く、性能や機能によって価格帯もバランスが良いので、先にメーカーをパナソニックに決めてから、他の選ぶポイントでレンジフードを決めるのもアリです。
お掃除のしやすさもチェック
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レンジフードにはフィルターが付いているので、一般的な換気扇に比べ頻繁に掃除をする必要はありませんが、それでも定期的に掃除をする必要があるので、レンジフードの掃除のしやすさも併せてチェックしておきましょう。
掃除のしやすさのポイントになるのは、「油がつきにくい表面処理の有無」「掃除がしやすいシンプルな形状」「排気ファンが外しやすい」最低でもこれらのチェックが必要です。
レンジフードのおすすめ人気ランキング6選
ここからは、レンジフードのおすすめ製品を紹介していきます。形状やサイズ、メーカーや機能など、レンジフードを導入する際には一度参考にしてみて下さい。
1位 パナソニック レンジフード「スマートスクエアフード」 FY-6HZC4-S
形状:スリム
機能:給気電動シャッター、別売りの同時給排対応
掃除のしやすさ:しやすい
お掃除のしやすいスリムタイプ
効率補修で強力な吸込みを実現したパナソニックのスリムタイプレンジフードです。取り外しがしやすい各パーツや、拭きやすいフラットなスリム形状など、お手入れも楽に行えます。
2位 パナソニック レンジフード 浅形レンジフード FY-60HF4
形状:フラット
機能:照明切替、逆流防止シャッター、5方向排気
掃除のしやすさ:ふつう
インテリアを損なわないフラットタイプ
60cm幅に対応した各ダクト接続タイプで、照明切替が可能なソフトスイッチ、風の逆流を防ぐ逆流防止シャッターなど、使いやすい仕様で作られています。シンプルで高さのないフラットタイプなので、キッチンインテリアを損なう心配もありません。
3位 パナソニック キッチンフード FY-60H2
形状:ブーツ
機能:分離型
掃除のしやすさ:しやすい
取り付け簡単シンプルモデル
分離型ブーツタイプのレンジフードで、キッチンの換気扇周りに取り付けるだけのシンプルなモデルです。一体型とは異なり連動機能はありませんが、その分構造がシンプルで取り付けもしやすく、価格帯も安いです。
4位 PIUSTYLE 薄型レンジフード幅75X高70 フィルターレス 幕板付 LED PSH7570WH
形状:スリム
機能:手元照明LED、フィルターレス構造、風量切替
掃除のしやすさ:しやすい
スタイリッシュなデザイン
シンプル且つスタイリッシュなデザインが特徴のスリムタイプレンジフードです。フィルターレス構造を採用し、内部をシンプルにすることによってお手入れがしやすく、また、整流板を搭載することによって吸い込むスピードをアップしました。
5位 富士工業 レンジフード スタンダード 深型 BDR3HL601BK
形状:ブーツ
機能:3分割構造、通気口付幕板調整
掃除のしやすさ:ふつう
オーソドックスなブーツタイプ
最もポピュラーなスタンダードフードで、3分割構造を採用することにより施工性に優れ、別売りでつけられる通気口付幕板は、前後で調整することが可能です。シンプルなブーツタイプなので取り付けも簡単で、インパクトのある形状はキッチンにアクセントをもたらしてくれます。
6位 渡辺製作所 深型レンジフード [WAS-75AW(H300)]
形状:ブーツ
機能:風圧排気シャッター、押しボタンスイッチ
掃除のしやすさ:ふつう
機能性とコスパが優れたモデル
キッチン設備の技術に定評がある渡辺製作所が販売するブーツタイプのレンジフードです。風圧排気シャッターや強弱の切り替えが可能な押しボタンスイッチなど、換気扇としての機能も高く、価格帯も他のメーカーと同様にバランスが良いのでコスパにも優れた製品と言えます。
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レンジフードのお手入れ方法
ここでは、最後にレンジフードのお手入れ方法を解説していくので、レンジフード導入の際の参考にしてみて下さい。
準備するもの
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レンジフードの汚れの原因は油とホコリで、油に付着したホコリやチリなどは時間が経過すると硬くなってしまい、それが原因で素材の鉄や表面の特殊加工が劣化してしまいます。
ですので、レンジフードのお掃除の際は、頑固な油汚れが落とせる「油汚れに強い洗剤」と、汚れを落としやすい「ソフトブラシ」をまずは用意しましょう。また、壁などに洗剤が付かないように「マスキングシート」も併せて用意しましょう。
掃除の手順
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簡単にレンジフードの掃除の手順をご説明します。下記をポイントにし、正しい手順と方法でレンジフードをお手入れしましょう。
- レンジフードの周りの壁をビニールやテープを使用しマスキング
- ファンやフィルターなどを取り外す
- ファンは60度ほどのお湯に浸けて油をふやかしてから洗う
- フィルターは洗剤をかけてブラッシングし油汚れを落とす
- フードレンジ内部は軽めの洗剤でブラッシング
- すべてのファンやフィルターをしっかりと乾かしてから元の配置に戻す
まとめ
レンジフードはキッチン環境を整える便利なアイテムですが、導入の際にはサイズや形状、取り付け方法などチェックが必要なポイントがいくつかあります。導入の際にはこれらポイントをしっかりと踏まえて、自宅のキッチンに合ったレンジフードを選びましょう。