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天体望遠鏡の選び方とおすすめ人気ランキング10選【天体観測の必需品、自然観察も】

enyライター15

天体を観測するのに必要な天体望遠鏡。子供が使える比較的簡単なものから本格的なものまで種類はたくさんあります。天体を見るだけではなく、地上観察も可能な天体望遠鏡や、スマホで星空を撮影できたりと、製品によって備わっている機能もそれぞれ違います。

天体望遠鏡のメーカーには、Vixen(ビクセン)やケンコー・トキナー、MIZAR(ミザール)、CELESTRON(セレストロン)など代表的なものだけでも複数のメーカーが存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、天体観測初心者から中上級者向けの天体望遠鏡の選び方とおすすめの商品をご紹介します。

この記事でおすすめする商品

天体望遠鏡の基礎知識

出典:amazon.co.jp

「選び方」についてご説明する前に、天体望遠鏡の基本的な知識を簡単にお話します。天体望遠鏡について知識がある方は、この後の「選び方」のところからお読み下さい。

まず天体望遠鏡は、大きく3つのパーツに分かれます。筒状の天体望遠鏡の本体ともいえるものが「鏡筒」、地面に置く「三脚」、鏡筒と三脚とを繋ぐ「架台」です。これらはバラバラに購入することもできますが、初心者の方にはセットになった製品をおすすめします。

そして、鏡筒の先端の方にあるレンズのことを「対物レンズ」、覗く方にあるレンズを「接眼レンズ」といいます。対物レンズは、基本的には直径(口径)が大きなものの方が明るく、よく見える高性能なレンズとなります。接眼レンズのことは「アイピース」ともいい、交換することで倍率を変えることができます。

天体望遠鏡の選び方

ここからは、選び方について解説していきます。自分に合った製品を選ぶための参考にしてください。

天体望遠鏡の種類

まずは天体望遠鏡の種類からです。ここでいう種類というのは、鏡筒に光を集める方式の違いのことをいいます。

初心者にも扱いやすい「屈折式」

出典:amazon.co.jp

多くの人が天体望遠鏡と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、このタイプだと思います。レンズを使用して光を集めるタイプで、高性能のものは大きなレンズを使うので、価格も高くなり重くもなります。

特別なメンテナンスが必要ないので扱いやすく、初心者向けの製品も多く販売されています。

暗い星でもよく見える「反射式」

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反射式望遠鏡は、レンズではなく鏡(凹面鏡)で光を集めます。光を集めるための鏡のことを「主鏡」といいます。口径の大きなものでも比較的安価なのが特徴で、ある程度以上の口径の天体望遠鏡は、反射式が多くなります。

口径が大きな天体望遠鏡ほど暗い星まで見えるので、大口径の反射式天体望遠鏡は、暗い星の観察には欠かせません。

ただ、屈折式と違い反射式の天体望遠鏡は、定期的なメンテナンスが必要です。そのため、中上級者向けとされています。

両者の良いとこ取り「カタディオプトリック式」

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レンズと鏡を組み合わせた「屈折式と反射式のいいとこ取り」とも表現されるタイプです。鏡筒が短いため、持ち運びがラクに行えます。

一方で、メンテナンスが必要なことは反射式と同様で、反射式よりも高価な製品が多くなります。こちらも中上級者向けのタイプです。

大きいほどよく見える対物レンズ有効径

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対物レンズ有効径とは、対物レンズの内径のことを言い、この対物レンズ有効径が大きな天体望望遠鏡ほど光を多く集めることができるため、暗い星までよく見ることができます。天体望遠鏡の性能を左右する重要な数値です。

ただ、対物レンズ有効径が大きいということは、望遠鏡そのものも大きく重くなり、価格も高価になります。見たいものに合わせて適当な大きさものを選びましょう。なお、反射式望遠鏡の場合はレンズではなく鏡を使っているので、主鏡有効径といいます。

高ければいいとは限らない倍率

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初心者に天体望遠鏡を選ぶ際に気をつけて欲しいポイントとして、倍率があります。望遠鏡の場合、見る対象は極めて遠くの天体なので、倍率をいくら上げても星が大きく見えるわけではありません。

月や太陽系の惑星を見る場合には、倍率が高い方が月のクレーターや土星の輪などがはっきり見えて楽しいですが、いわゆる星(恒星)を見る場合には、倍率の高低はほとんど意味をなしません。

そして、天体望遠鏡の倍率には適正な倍率というものがあり、具体的には対物レンズ(主鏡)有効径の2倍くらいが適正倍率です。これを超えて倍率を上げても像がぼやけてよく見えません。つまり、倍率だけを重視するのではなく、対物レンズ有効径などの数字との兼ね合いで、見たい天体に合った倍率のものを選ぶことが必要になるのです。

架台の種類

鏡筒と三脚を繋ぐ部分である架台には、大きく分けて2種類あります。それぞれの特徴を把握して、自分に合ったものを選んでください。

初心者でも操作しやすい「経緯台」

出典:amazon.co.jp

2つのハンドルを使って水平方向・垂直方向に動かすタイプの架台です。上下左右という動かし方が直感的に分かりやすく、初心者にも扱いやすいタイプです。

長時間の天体観測に適した「赤道儀」

出典:amazon.co.jp

赤道儀は、弧を描くように動く架台です。星は北極星を中心に回っているように見えますが、この星の日周運動に合わせて星を追いかけるように望遠鏡を動かすことができます。

長時間同じ星を追いかけて観察したり、天体写真を撮ったりしたい場合に便利なタイプです。扱うのに多少慣れが必要なので、中上級者向けとされることが多い架台です。

天体望遠鏡のおすすめ人気ランキング6選【屈折式】

ここからは具体的なおすすめ商品をご紹介していきます。まずは屈折式望遠鏡からです。初心者向けの製品も多く、初めて天体望遠鏡を購入する人におすすめの製品が揃っています。

1位 スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット

詳細情報
対物レンズ有効径:50mm
接眼レンズ:K20mm(30倍)、F8mm(75倍)
架台:簡易型フリーストップ経緯台(微動装置なし)
付属品:天頂ミラー、星空観察ガイド

子供でも扱いやすい初心者向け望遠鏡

学校の理科の授業でも使われていて、世界天文年セレクションも受賞、専門家からも高い評価を受けている初心者向けの天体望遠鏡です。

低価格帯の製品ながら、土星の輪や木星の縞も確認でき、明るい星雲や星団も見ることができます。

2位 池田レンズ工業 天体望遠鏡レグルス60

詳細情報
対物レンズ有効径:60mm
接眼レンズ:K20mm(30倍)、F6mm(100倍)、T18mm(33倍)
架台:経緯台
付属品:3倍バローレンズ、天頂ミラー、スマホアダプタ

地上観察にも使える入門セット

入門用の屈折式望遠鏡としては大きめの口径60mmのレンズを採用。付属品も充実。倍率を上げることができるバローレンズ、天頂に近い星を見るときに便利な天頂ミラー、スマホで星空を撮影できるスマホアダプタが付属しています。

また、付属する接眼レンズの一つであるT18mmは地上観察用のレンズで、天体望遠鏡の倒立像(上下左右が逆さまになった像)を正立像に変えてくれるため、自然観察にも使える製品です。

3位 Vixen 天体望遠鏡 ポルタⅡ

詳細情報
対物レンズ有効径:80mm
接眼レンズ:PL20mm(46倍)、PL6.3mm(144倍)
架台:フリーストップ式経緯台(微動ハンドル付き)
付属品:6倍30mmファインダー、正立天頂プリズム、星座早見盤、星空ガイドブック

初心者から上級者まで幅広くおすすめできる製品

初心者にも扱いやすく上級者が手軽に使うにも便利な製品で、非常に人気のあるモデルです。特にポルタⅡ経緯台は、鏡筒を手で持って自由に位置を変えられるフリーストップ式で、細かな調節も可能な微動ハンドルも付いているので、扱いやすく微妙な調節もできます。

今回ご紹介している屈折式望遠鏡の中では高価な製品になりますが、その分本格的な製品です。別売ではありますが、太陽が観察できる太陽投影板やカメラアダプターといったオプションパーツも充実しています。長く愛用することができる製品です。

4位 ケンコートキナー SKY WALKER

詳細情報
対物レンズ有効径:50mm
接眼レンズ:20mm(18倍)、12.5mm(28.8倍)、4mm(90倍)
架台:経緯台
付属品:5倍24mmファインダー、3倍バーローレンズ、天体観測用天頂ミラー、地上観察用正立プリズム、星座早見盤

小型軽量で持ち運びに便利な製品

コンパクトに設計された天体望遠鏡です。鏡筒の長さは340mm、三脚も400mmの長さまで縮められます。重さもそれぞれ340gと550gです。ワンタッチ三脚を採用していて、組み立ても簡単です。

地上観察用の正立プリズムも付属しているので、昼間は野鳥観察に、夜は天体観測といった使い方ができます。

5位 レイメイ藤井 天体望遠鏡 屈折式・経緯台

詳細情報
対物レンズ有効径:70mm
接眼レンズ:H12.5mm(32倍)、SR6mm(67倍)
架台:経緯台
付属品:45°正立プリズム、天頂ミラー、2倍バーローレンズ、5倍24mmファインダー、スマホアダプター、キャリングケース

フィールドスコープとしても使えるコンパクトな望遠鏡

この製品にも正立プリズムが付属しています。天頂プリズムは、望遠鏡を天頂に向けても観察がしやすいように90度の角度が付けてありますが、正立プリズムには45度の角度が付けてあります。望遠鏡を水平に近い方向に向けても使いやすい角度です。

天体観測に使う際には、アプリ「星どこナビ」に対応していることも魅力です。アプリをカメラモードにすれば、音声でシャッターを切ることができるので、手ブレを気にせず撮影できます。持ち運びできるキャリングケースも付属しています。

6位 MIZAR 天体望遠鏡

詳細情報
対物レンズ有効径:70mm
接眼レンズ:H20mm(25倍)、H12mm(42倍)、SR4mm(125倍) 架台:経緯台
付属品:5倍20mmファインダー、地上接眼鏡、2倍バローレンズ(本体組込)、ムーングラス(本体組込)

ターレットを回転させることで接眼レンズの交換ができる

この製品には、予めセットされたターレットを回すことで、通常手間のかかる接眼レンズの交換(倍率の変更)を簡単に行える珍しい機能が付いています。ただし、ターレットに装備されたもの以外の接眼レンズに交換することができないという欠点があります。

また、2倍バローレンズ、ムーングラスも内蔵されています。ムーングラスというのは、月がまぶしく感じられるときに光を抑えることができるフィルターのことです。

天体望遠鏡のおすすめ人気ランキング4選【反射式・カタディオプトック式】

ここからは、反射式・カタディオプトック式のおすすめ商品をご紹介します。これらの商品は、屈折式とは違ってメンテナンスの手間があったり、慣れるまでは若干の扱いにくさがあったりしますが、口径の大きなものが多く、星団や星雲のような暗い星の観察には欠かせません。

1位 Vixen 天体望遠鏡 ポルタⅡ

詳細情報
主鏡有効径:130mm
接眼レンズ:PL20mm(33倍)、PL6.3mm(103倍)
架台:フリーストップ式経緯台(微動ハンドル付き)
付属品:6倍30mmファインダー、星座早見盤、星空ガイドブック

定評のあるポルタⅡと反射式鏡筒のセット

架台・三脚は屈折式のところでご紹介したものと同じポルタⅡを採用し、非常に評価の高い架台です。接眼レンズなどを置いておけるトレイが三脚に付属していたり、微動ツマミやフリーストップ式の硬度を調節するための工具が内蔵されていたりと、細部まで使いやすさに配慮された製品です。

鏡筒については、口径130mmの反射式が採用されていて、屈折式との価格差は5,000円程度でありながら、集光率には格段の差があります。星団や星雲といった淡い天体を観察するには、やはり大口径の反射式が有利です。反射式望遠鏡を手に入れると、更に星空の世界が広がります。

2位 MEADE ニュートン式反射望遠鏡

詳細情報
主鏡有効径:127mm
接眼レンズ:26mm(38.5倍)、9mm(111.1倍)、6.3mm(158.7倍)
架台:赤道儀
付属品:等倍ドットファインダー

赤道儀を採用した反射式望遠鏡、モータードライブ追加で自動追尾も

赤道儀を採用した天体望遠鏡です。価格も手頃なので、初めて赤道儀に挑戦する方にもおすすめです。また、別売りの専用のモータードライブ接続で天体を自動追尾させることができます。2倍バーローレンズも付属するので、高倍率で月のクレーターや土星の輪、木星の縞や衛星を観察したいといった用途にも向いています。

なお、MEADE(ミード)はアメリカの光学製品メーカーですが、ケンコートキナーが国内販売総代理店契約を結んでいるので販売からサポートまで一貫して行っているので安心です。

3位 ケンコートキナー スカイエクスプローラー

詳細情報
主鏡有効径:100mm
接眼レンズ:20mm(22.5倍)、10mm(45倍)、6.3mm(71倍)
架台:経緯台
付属品:6倍24mmファインダー、3倍バーローレンズ、カメラ台(L字ブラケット)

コンパクトな卓上望遠鏡、自動追尾機能付き

この商品には三脚はなく、テーブルの上などに置いて使う卓上型の天体望遠鏡です。家のベランダなどに設置スペースがある人には、軽量コンパクトで便利な製品です。屋外で使用する場合には、別売の専用三脚「SE-AT用三脚Ⅱ」を取り付けることができます。

また、この架台にはモーターが内蔵されていて、見たい天体の自動追尾ができます。長時間の観察に適した製品です。なお、通常は乾電池で使用することができますが、長時間使用したい場合は、別売のACアダプターを使用すると便利です。

4位 CELESTRON NextStar Evolution6

詳細情報
主鏡有効径:150mm
接眼レンズ:40mm(倍)、13mm(倍)
架台:自動導入経緯台

Wi-Fi機能も内蔵して進化した自動導入機

見たい星の方向に自動的に望遠鏡を向けてくれる自動導入装置付きです。自動導入機を働かせるためには、初期設定が必要です。初期設定にはある程度の星の知識が必要なため、中上級者向けの機能ではありますが、暗めの天体でも見ることができます。

この製品はWi-Fiに対応して更に進化したモデルです。スマホやタブレットから専用アプリで望遠鏡を操作することが出来ます。これがあれば星雲や星団を観測することも簡単にできます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
星や月を見たり観測するだけでなく、写真の撮影や地上観察用の正立プリズムによって肉眼で見える状態での観測も可能です。鏡筒や架台、三脚をそれぞれ好みの製品に変え、自分好みにバージョンアップさせていくこともできます。

この記事を参考に、ご自身の希望にあった天体望遠鏡を見つけ、天体観測を楽しんでください。

enyライター15